2014/10/14 (Tue) ジャム工場再び

勢力が大きくてあちこちに被害をもたらしながら
台風１９号が通り過ぎていきました。

大雨強風の沿岸地域には申し訳ないくらい、
ほとんど風も吹かなかった山梨…。
ありがたいうえに、富士山はじめ周囲の山々のガード力には
本当に驚かされます。
（だから陸の孤島になったりもしましたが…）


看板息子は遠足の予定だったのですが
金曜日のうちに早々と延期が決まり、
もしかして休校で４連休？と思われましたが
思ったより台風の通過が早く、
快晴の中、お弁当を持って普通の授業に行きました。


台風一過の気持ちいい天気になりました。



昨日から売店は毎年恒例のジャム工場になっています。
大きいガス台を３つ並べて１日に２鍋ずつ作ります。

１鍋に使うブドウ（ほとんどピオーネ）は約３０キロ。
他に入れるものは色づけ用のベリーAの皮と砂糖とレモンの絞り汁のみです。

まずブドウを軸から外し、水洗いしてそのまま火にかけます。
水分が出て実がふにゃふにゃになったらザルにあけて、
ミキサーにかけます。
（この時のブドウから出たジュース、
ちょうど作業中にご来園の方は飲んだ方も…。
砂糖も何も入ってない、純粋なブドウから出たジュースです。）


ミキサーにかけたものを大きな鍋にあけ、
焦げないようにかき回しながら約２時間煮ます。
これが熱くて重くて休めなくて、非常に大変
ずっと沸騰させているのでビシビシ飛んできて
気をつけないと火傷します（なにしろジャムなので…）。
ちなみにこのしゃもじの長さは６０センチ。


煮終わったら瓶に詰めて
真空にするべく蒸し器にかけます。
添加物が何も入ってないので、真空にしないとすぐにかびてきちゃいます。
逆に真空にしてあると常温で２～３年おいても大丈夫です。
（お試し済みです!）


最後にしっかりふたを閉めて完成です!
ふたをしっかり締める作業は力がいるので
今のところ園主にしかできません。
１鍋で１００本以上のジャムができるので
手にマメ作って頑張ってます。


今週はずっとこの作業…かも。
もちろん営業してます（ブドウ狩りもできます）ので、
お気軽にお出かけください。