2020/06/18 (Thu) 裂ける前に！

最近はオリンピックブドウ（4年に1回しかいいものが穫れない）に
なりつつある、ゴルビーの摘粒中です。
このブドウは玉が張るわりに房が小さく、
軸が短いのでとても裂けやすい、困ったぶどうです。
しかも天候の影響を受けやすく、
色が入りにくい…。

そんな大変なブドウではありますが、
うまくできた年には美味しい上に見栄えも良く、
あっという間に売り切れてしまうことも。
そして園主が好きなので…（まだ切られないと思う）。
今年もチャレンジです。

写真はそんなゴルビーの摘粒前と摘粒後
本当に玉が張るので、30粒前後までガシガシ減らします
どうか今年はうまくできますように…

もうすでに結構きつきつなこのブドウが
ゾロっと並んでいるのは
結構滅入ります…

そして中にはおにぎり型の…
そしてそんな房は中をのぞくともう裂けてしまっていることがほとんど
こちらのブドウは真ん中の軸がまっぷたつに裂けています。

こうなるともうおさらばするしか選択肢がなくなってしまうので、
できるだけ裂けないうちに摘粒を…
（なかなか追いつけないのですが）

頑張るからちょっと待って～と言いたい毎日です。

2020/06/12 (Fri) 梅雨入りしましたが…

沖縄の梅雨が明けるのと同時に、
日本各地で梅雨入りしました。
梅雨入りすれば雨が上がる…のは常のようですが。
おかげでやみ間に摘粒が進んで
こちらとしては大いに助かります。
だんだん生育に追いついていくのが大変になってきました…。


今日もバリバリとピオーネの摘粒
いつものように出来上がりを想像しつつ、
スカスカにしていきます

並んだブドウもみんなスカスカに…

どんなブドウに育ってくれるか、
楽しみですが、コワく思うところもあります。
とりあえず雹が降らないことを祈るばかりです…。

2020/06/11 (Thu) 50日間の始まり

世間では梅雨入りですが…。
我が家では、並行するように？
いよいよ摘粒作業に入ります。
これから7月半ばまでの約50日間、
ほぼ毎日この作業が待っています。

一昔前と違って、摘粒しなくていい品種はほとんどなく、
しかも種なしが多いので生育が早い。
（ジベ処理すると進むので）
ギュウギュウになってはじけてしまう前に、
何としても終わらなければならないので
ブドウに置いていかれないように頑張らねば…


摘粒の最初はいつものピオーネから
巨峰系のブドウは粒が大きくなってくると
すぐはじけてしまうので、そうならないうちに
（はじけてしまうと形が取れなくなってしまうのです）

まだ中が見えるのでやりやすい
こう見えて意外とたくさんついているのですが、
中玉・上下向きなど60粒くらい抜いて、
外向きだけ残し35～40粒程度にします

まあいつ見てもそうなのですが、
もちろんスッカスカです
これでちょうどよくなるのです

がんばるぞ～
（と言って、頑張るしかない自分を励ましてみる）

2020/06/09 (Tue) 楽しいような、辛いような

今日は売店の上のルーベルのくるま落としをしています。
だいぶ粒がはっきりしてきて、
品種によってはギュウギュウになってきたので
摘粒前の予備作業…。


こんな房↓を、粒でなく”くるま”で抜きます↓

くるまとは粒が5～10粒くらいついた
小さな枝のようなもののことです。
抜くとだいぶすっきりするのがわかるでしょうか？

これがバランスよく、うまくできるととても楽しいのですが
なかなか綺麗にできません。
まだ摘粒前なので生育につれて粒で埋まってわからなくなったり
まあまあな形状になってくれるものなのですが、
穴が開いたり不格好になると
結構凹むものです。

2020/06/08 (Mon) 小さくても

天気との戦い？ともいえる
ジベ処理三昧がやっと落ち着き…

伸びてボウボウになってきていた
ツルを誘引する作業もようやく二回り目が終わりに近づきました。
（どうせすぐ伸びてまた次回には苦労するんですけどね）

そんな誘引作業で、久しぶりにマイハートの畑に行くと、
少しずつ成長する房が。
よく見ると…

粒が小さくてもハート形
まだ緑色ですが、
これはこれで意外とかわいくていいかも…
なんてつい思ってしまいました

でもこのブドウも、粒数多くて摘粒大変そう。
いったい何粒あるんだろう…コワい。

2020/06/02 (Tue) 久しぶりに！

今日も30℃超えの真夏日の中、
元気に？仕事してます(アツい～)。

今の時期、基本上向いての作業が多いのですが、
1年に1度くらい見れるハロ（日暈）が出てました。


太陽の周りに円形に虹が出るもので、
このあと雲が増えてくると雨になる…と言われていますが、
とても降りそうに見えない暑い1日でした…

綺麗ですが、見ているだけで暑い。
そしてやっぱり雨にはなりませんでした。

2020/06/01 (Mon) シャインマスカット房作り

ここ数日の作業。
どんどん咲いていくので、
頑張って房作りです。
タイミングを逃すと粒が落ちてしまい、
棒（軸だけ）になってしまうので必死です…。


今流行り？のシャインマスカットの房作り
１５～１８センチくらいの房を
4～5センチに作ります

シャインは最初の粒が小さいので、
花が一層小さい…
これはこれでカワイイですけどね

2020/05/31 (Sun) サンデーアルバイター

無事に25日から学校が再開した看板息子。
まだできないことや中止になったこと、
いろいろ変更点などもあり気をつけつつではありますが、
3カ月も行けなかった学校が本当に楽しそうです。
ステイホームでたるんだ日常からの脱却にはもう少しかかりそうですが…。

今までは土日もかなり部活で家にいなかったのですが、
再開後は部活はかなり控えめ。
（コンクールもないし…）
日曜は家でだらんとしているので、
ここぞとばかりに手伝ってもらっています。

だいぶ渋々ですが、少しのバイト代（お駄賃？）のため
手伝ってくれるところが…。


初めてのカサかけ

初めての房作り
恐る恐るなのか、顔が妙に真剣
 

今日は紅バラードの房作りをしました
15センチくらいの房を、5センチ程度に作ります
後ろの手は偶然写ってしまった園主…

2020/05/30 (Sat) 不幸な日…

ブドウを種なしにするのに、
ジベレリンというホルモン剤に一房ずつつける作業をします。
デラウェアのジベ作業をこのブログにアップしていますが、
あれはデラウェアだけでなく、
全ての種なしのブドウに行うものなのです。
房数や一斉の度合いにより、
デラウェアがとても大変だったので…。

最近では大房のブドウでも種なしが主流になり、
ジベ処理をする数が非常に増えています。
タイミングが大事なので一房ずつ生育の状態を見極めながらだし、
処理後8時間以内に雨に降られるとやり直しになるので
なかなか大変…。
しかもこの時期、山梨は晴れた暑い日には
良く夕立になるのです。
何とかして梅雨前に済ませたいと
気持ちは焦るばかり…。

この日も抜けるような青空(ここのところ毎日)。
そして不穏な予報もある(これも毎日)。
でもブドウの生育具合から、もう待てないところまで来ている…。

やろうということで
頑張ってブドウ畑を暑い中走り回ってジベしたのですが…


午後16時、北から黒い雲がやってきて、
1時間たっぷり土砂降りの雷雨に…。

朝8時以降にジベ処理したものは
翌日以降にすべてやり直しとなりました。

あーあ…。

2020/05/29 (Fri) どんどん咲いていきます

待ってくれないブドウの花、
日毎にどんどん咲いていきます。
どのブドウの花も小さくて地味ですが、
街中で咲いているので外に出ると
ほのかにブドウの花の香りが漂っている感じ。
勝沼ならでは…という気がして、
何となく嬉しくなります。
実際は仕事が追いかけられて大変なんですけどね。


地味なブドウの花の中では
ちょっとかわいくて目立つ？ベリーAの花
軸が赤いので白い花と対照的
 
そして意外とさっぱりしているのが
シャインマスカットの花
粒が小さく、青々しいイメージです

シャインマスカットも房作り前は
こんなふうに花を咲かせているのですが、
4センチにされますのでね…
より一層ちんまりした感じに